お金を使うのが怖いあなたへ|後悔しない「幸せな支出」の3つの習慣

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの楠本です。

「将来のために貯金しなきゃ」と思うあまり、財布を開くことに罪悪感を感じていませんか。

実際に相談を受けるなかでも「給料はあるのに、使うと不安」「貯めることが目的になってしまって生活が窮屈」と悩む方は少なくありません。

確かに貯蓄は大切ですが、お金は単なる数字の貯蔵庫ではなく、人生を豊かにするためのツールです。

では、後悔せずにお金を使うためにはどうすればいいのでしょうか。

ここでは、お金を「幸せのために使う」ための3つの視点を紹介します。

この記事でわかること

  • なぜ「お金を使うのが怖い」と感じてしまうのか、その心理的背景

  • 後悔せずにお金を使うための3つの視点(価値基準・ルール化・意味づけ)

  • 実際の相談事例に見る、満足感のある支出と後悔する支出の違い

  • お金の使い方がライフプランや老後資金にも影響する理由

  • ファイナンシャルプランナーと一緒に考えることで得られるメリット

1. 自分にとって価値があるかを判断基準にする

Q. どうすれば「お金を使ってよかった」と思えますか?

A. お金を使うときは「自分にとって価値があるか」を基準にすることが大切です。

「みんなが持っているから」と高級ブランドのバッグを買ったものの、結局ほとんど使わずに後悔したという方がいました。

一方で、家族旅行に20万円を使ったときは「今でも思い出すと笑顔になる」と楽しそうに話されます。

モノを所有するより、体験や学びに投資した方が幸福度は高まりやすいという研究もあるそうです。

また、健康のためにスポーツジムや食生活改善にお金をかければ、将来の医療費削減にもつながります。

反対に「使ったけれど満足感がない」と感じる支出は、他人の価値観に流されている可能性が高いことも。

大切なのは「他人」ではなく「自分の人生にどんな意味をもたらすか」という視点です。

2. 何にいくら使うのか基準を決める

Q. 使いすぎが怖くて結局使えません。

A. 「ルールを作る」ことでお金を安心して使えるようになります。

「旅行に行きたいけど、貯金を崩すのが怖い」という相談です。

そこで「年間10万円までは旅行費用に使う」とルールを決めたところ、気兼ねなく計画を立てられるようになり、結果的に家族の絆も深まったと話してくれました。

ルールを持たずに「なんとなく不安だから」と我慢していると、結局ストレスが溜まり、衝動買いで浪費してしまうケースも少なくありません。

もちろん「決めた上限を超えてしまった」という失敗もあるでしょうが、そのときは調整をすればいいだけです。

金額の基準を決めておくことは、罪悪感を軽減しつつ、家計のバランスを保つための有効な方法です。

3. 使ったお金に意味づけをする

Q. 「お金を使った後に後悔する」のを防ぐ方法は?

A. 支出のあとに「このお金でどんな価値を得られたか」を振り返ることです。

「若い頃に趣味のカメラに何十万円も使ったのは無駄だった」

しかし振り返ると、そのカメラで撮った写真がきっかけで副業として撮影依頼を受けるようになり、結果的に投資として大きなリターンにつながっていました。

反対に「よく分からないまま流行に乗って買った キャンプ道具」はほとんど使わず後悔したといいます。

支出は結果が出るまで時間がかかることも多く、その瞬間には価値を実感できない場合もあります。だからこそ「未来の自分が感謝できるか」という視点を持つことが重要です。

無駄だと思った支出も、次の判断材料にできれば失敗ではなく学びに変わります。

やりたいことを叶える「予算の魔法」 ~我慢しないお金の使い方~

Q. お金を使うときに罪悪感を感じてしまうのですが、どうすれば安心して使えますか?

A. 事前に「予算」を決めてから使うことが、我慢せずに楽しむための鍵になります。

「旅行に行きたいけれど貯金が減るのが不安」「本当は習い事を始めたいのに罪悪感がある」──そんな風に、自分のやりたいことを我慢してしまう人は少なくありません。

ですが実は、やりたいことを叶えながら将来の安心も確保する方法があります。

それが「予算を決めて使う」というシンプルなルールです。

例えば、「旅行は年間10万円まで」「趣味のために月5,000円は自由に使う」など、事前に自分でルールを決めておくと、罪悪感を抱かずにお金を楽しむことができます。

そして、この予算を安心して決めるためには、家計の全体像を把握することが欠かせません。

収入や支出、将来の教育費や老後資金の見通しを整理したうえで、「これだけは自由に使っても大丈夫」という金額を導き出すのです。

家計簿アプリを活用して日々の支出を可視化するのも有効ですが、より安心感を持ちたい方にはライフプランの作成が特におすすめです。

ライフプランによって「将来必要なお金」と「今使えるお金」が明確になれば、今の生活を楽しみながら将来の備えも両立できます。

お金を使うことに罪悪感を持つのではなく、計画的に「楽しむためのお金」を設定することこそ、心豊かな人生につながるのです。

まとめ:お金の使い方こそライフプランの鍵

お金を「ただ貯める」だけでは、生活は守れても心は豊かになりません。

価値ある支出は、幸福感や将来の選択肢を広げ、人生を支える投資になります。

一方で、なんとなくの浪費や他人基準での買い物は後悔につながりやすく、結果としてお金に振り回される原因になります。

そんな方は、一度専門家にご相談ください。

お金の貯め方と使い方、両方を一緒に整理しませんか?

お金をどう使うかは、家計管理や資産運用と同じく、ライフプラン全体を考えるうえで欠かせないテーマです。

もし「自分の支出は正しいのか」「どこまで使っていいのか」と悩んでいるなら、ファイナンシャルプランナーと一緒に整理することで、自分らしいお金の使い方が見えてきます。

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お金を使うことに罪悪感を持つのではなく、計画的に「楽しむためのお金」を設定することこそ、心豊かな人生につながります。

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